2007年10月09日

好きなもの? 杉本博司(写真家)

杉本博司を知ったのは新聞展覧会情報欄。
今はなき「佐賀町エキジビットスペース」の出来立ての頃だったように記憶しています。やはり1980年後半か、1990年初め、佐賀町エキジビットスペースでの「杉本博司展」

「Seascapes」を初めて見て、写真の中に天地創造を見、「なんてコンセプチュアルな写真」と感じました。水平線を、世界の海と空を同じ手法で写すだけのモノクロ写真。それだけなのに、個々の写真のなんと饒舌な…。「太古の昔からこの景色だけは変わらないんだな?」「同じ瞬間は二度とないんだな?」とか感慨にふけって。

佐賀町のそのスペースと展覧会がとてもマッチしていて、今でも鮮明にその時の空気感とか、感じたこととか詳細を思い出します。



その時買った写真集には「Seascapes」「Dioramas」「Theaters」が入ってて、全て私には新鮮で素晴らしく感じました。「Dioramas」はアメリカの自然博物館の剥製を使ったシーンを写しただけの写真なのに、本物よりリアルに感じるシリーズ。「Theaters」はアメリカの往年の有名劇場が映画館となっているその各地の劇場を、その映画を上映中にシャッターをあけて(この表現?)その上映風景を撮影する、つまり、その上映された映画も観客も存在しながら存在しない、白く映って、劇場の内部、造作だけが浮かび上がってくる…生きている劇場…という感じの写真。


なんか旨く言えないですけど、哲学だなぁ?と感じたのでした。(月並み…ボキャブラリー不足ですな!)


去年ミッドタウンで大回顧展(生きていますが)開催してたんですよね。
残念ながら行っていない。



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at 23:55│Comments(5)TrackBack(0)好きなもの 

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この記事へのコメント

1. Posted by NOB   2007年10月10日 05:44
芸術の秋ですね・・・私、ちょっとだけ拝見させていただいただけなのでよさは分かっておりませんが、mooさんが写真集まで買われるくらいの写真家なら見に行ってみたいなあと思いました。
一眼レフを買って写真をとるようになって、だんだんと写真の奥深さに気づきだしています。
2. Posted by moo   2007年10月10日 07:30
NOBさま
写真界にコンセプトなるあるひと領域を確立した写真家ではないかと…そんなに詳しくないですけどね。へへ…
たしかニューヨーク近代美術館に日本の写真家で初めて収蔵されたとか…?ガセだったらお許しを!
好みがあるかもですがお勧めです。
私もすごーく見ていないので、彼の展覧会行きたいです。
3. Posted by moo   2007年10月10日 07:33
おっ、NOBさんの綺麗な写真はやっぱり一眼レフでしたか?
4. Posted by msakai   2007年10月10日 12:55
moo様
この写真集は良さそうですね。いま下記のサイトでも写真についてもりあがってます。もしよかったら。。。
http://asoboo.com/
5. Posted by moo   2007年10月11日 04:02
msakaiさま
面白そうなサイトですね。
インターネットならでは!
いい情報、ありがとうございました。

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